わかる!桃子の葬儀屋解説DIARY

この業界ではいつ定休日なのですか

2017年03月29日
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誰かが亡くなると大抵の場合はどこかの葬儀屋を利用してお葬式を行わないとなりません。なぜならこの葬儀屋を利用しないと火葬場の手配もできないし、遺体の搬送も困難になるからです。ここで一部の利用者から気になる問題がいくらか出てきます。

そのうちの1つは、これらの業者はいつ休日なのかということです。これに関して、ほとんどの業者は基本的には定休日自体はありません。大抵は誰かが深夜も含めて事務所で待機しています。敢えて終日何もしないとすれば、それは年末年始となります。

しかしその年末年始も業者の会場次第で対応が異なります。年末年始以外の日の場合、お通夜や法要の取り扱いは基本的に毎日行うことが可能となります。しかし告別式に関しては毎日開催は行わず、友引に該当する日に設定している場合が多くなっています。この友引というのは6日に1回の割合で巡回しています。これはカレンダーで確認をすることができます。そのため決まった曜日ではなく、あるときは月曜日、あるときは金曜日といった具合で発生します。この友引の日に告別式を行わない理由の1つは、火葬場自体が営業をやっていないからです。火葬場が運休していると遺体の処理ができないため、霊柩車での搬送が行えません。だから告別式は執り行わないことになります。その友引の日を休みにしている理由の2つ目は、友をあっちの世界、死後の世界へ連れていかれるという言い伝えから慣習化しているからです。ただし法要やお通夜はこれには当てはまらないという見解のため、友引の日でも行うことが可能となっています。